日本語教師の歩き方

日本語教師のお仕事や大学院生活などを実体験に基づいてレポートするブログです

日本語学校について(給料編)

前回に引き続き、日本語学校の実態をお伝えしたいと思います。

 

たいてい日本語教師養成講座を出たばかりの人や、

日本語教育技能検定に合格したばかりの人は

日本語学校の求人を探すのではないでしょうか?

 

私は、早く働きたかったので、養成講座420時間の教育実習中に求人を探していました(笑)

 

求人を見たことがある方は分かるとおもいますが、

日本語学校の非常勤講師の求人は『1800円〜2000円/時間』が多いです。

 

教授経験によりますが、新人さんだと1500円〜のところもあるかもしれないです。

 

この時給は教壇に立っている時間に対しての給料のため、

授業前の授業準備や片付け、添削作業など含まれない!(泣)

(事務作業として手当がでるところもあるそうですが、ないところが多い😢)

 

時給だけみると、飲食店などで働くよりは時給いいじゃん!となりそうですが、

蓋をあけてみると………

 

 

 

 

割りに合わない!!

 

 

 

だから、辞めていく人も多いのが実態です。

特に新人さんだと、教案提出などを学校から求められたり、

授業準備にとても時間がかかってしまうので、

家でコツコツ教科書分析や、文法書を漁ったり、絵のスライドを準備したり……

プライベートが侵食されて…😥

 

あくまで私の場合ですが、

一年目は4コマの授業準備に…半日ぐらいかかりました(泣)😢

(日本語学校ではたいてい午前45〜50分×4コマ、午後45〜50分×4コマ)

 

現在も新しい項目を教えたり、違う教科書を使ったりすると、

それぐらいはかかります。

 

でも、教師は準備がとても大切なんです!

 

だから仕方がない部分はあるのですが……(予備校の先生とかもそうだと思います)

全ての仕事量から時給を換算すると…時給300円ぐらい(泣)😭

 

 

 

もっと時給あげてくれ〜〜〜〜〜〜!!

 

 

って大半の日本語教師の方は思っています。

 

 

まぁ、数年前に比べたら、200円ぐらいUPしているんですけどね……

日本語教師の社会的地位は低いという現実が時給に表れていて悲しいです……😭

 

 

だから、好きじゃなければ続きません。(きっぱり!)

 

 

そして、自分の準備だけではなく……

授業後は、小テスト、作文の添削、宿題チェックなどなど…

やることが多いのも日本語学校の非常勤講師の特徴です。

 

そして、非常勤講師でもクラス担任を任される場合も!

私はいきなり人手不足でやらされました…(笑)

担任手当は約5,000円〜10,000円ぐらい。

 

担任業務の内容はというと……

クラスの成績管理、個人面談、進学指導……(←学校によります)

 

まぁ、色々大変です。

 

この辺は求人だけではわからないので、

採用試験のときにしっかり確認したほうがいいですよ!

 

ブラックな日本語学校、たくさんあります!

入ったらブラックで心が病んだ…ということにならないように、

しっかり自分で確認して、危ない橋を渡らないようにしてくださいね。

せっかく苦労して日本語教師になったのですから!

 

今はコロナで求人自体が本当に少ないので、

飛びつきたくなりますよね。(←わかります!)

 

でも、一呼吸おいてください。(←ここ大事!)

 

 

なんかネガティブな内容になってしまいましたが、

日本語教師を私は今でも続けていて、なんと大学院まで通ってます。😁

 

続けられているのは学生の「ありがとう」という言葉と、

この仕事にやりがいを感じるからです。

 

だから、せっかく日本語教師になったのなら諦めずに、

一度は教壇に立ってもらいたいと個人的に思います。😁